CQCQ途上国に援助を
タイ発世界へ 仲良し三人現地へ
江差の15歳 ユニセフも後援
【江差】「こちらは、HS0JUA。バンコクからの開局第一声です。」 3年前に桧山管内
江差町の小学校を卒業した仲良し3人組が指導の先生と、この夏休みタイに出かけ、バンコクか
ら世界のハム仲間に、開発途上国への援助を呼びかける。日本ユニセフ(国連児童基金)協会は
「世界でも珍しい画期的な試み」とバックアップ。3人はいま準備に心を躍らせている。
3人は、高校一年の高橋聡君(函館ラサール高)、小路昌伸君(函館東高)、平田智子さん
(江差高)=何れも15歳=。江差小で五、六年生の時に机を並べた間柄。そのころ担任で現在
も同校にいる原恒夫先生(36)がアマチュア無線をしていたことに興味を持ち、中学生になっ
てから原先生についてハムを勉強し、二年生の時に、三人とも国家試験(電話級)にパスした。
原先生に習った当時の五、六年二組のクラスメートは卒業後、「あけぼの会」を結成、ユニセ
フに加わり、開発途上国への募金活動を続けてきた。年一回は必ず江差で集まり、絆を深め合っ
ている。
同会は一昨年、この三人がハムの免許を取ったときに団体無線局(JA8ZOB)を開局、そ
の時から「将来は開発途上国へ出かけ、現地から世界の仲間に援助を呼びかけたい」と夢を語り
合っていた。47年から三年間、タイの日本人学校の教師をしていたことのある原先生が昨年暮
れから、知り合いのタイのハム仲間に働きかけていたところ、このほど同国アマチュア無線連盟
からバンコクでの無線局の許可がおり、一行のタイ訪問が決まった。
これまで、東南アジアなどの開発途上国に出かけ、アマチュア無線交信した人はいるというが
最初から開発途上国の援助を訴える目的で行く団体は例が無いという。
この計画を知った日本ユニセフ協会は、主旨に賛同、50万円余りを補助することを決めてい
る。 一行は8月6日から16日までバンコクに滞在、現地の難しい事情を見た上で、同国の陸
軍放送局のハム装置を借りて、全世界約二百五十万人と言われるハム仲間に英語で呼びかける予
定。三人と原先生は現在、パスポートやビザの申請など渡航準備に追われている。
今回、タイから許可されたコールサインは「HS0JUA」で一ヶ月後、バンコクから、この
コールサインが世界中を駆けめぐる。
※当時新聞報道※
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